サンマックスシリーズのメンテナンス
メンテナンスマニュアル・トラブル解決・各シリーズの資料をご案内します。
1メンテナンスマニュアル
- お客様による修理・部品交換は保証対象外です。自己責任で行ってください。
- レーザー管はガラス製です。取扱いには十分注意してください。
- 電源を切り、電源コードを抜いた状態で作業を行ってください。
RSD-SUNMAXシリーズ
2トラブル解決
| 症状 | RD | GS | RS | LT | QS |
|---|---|---|---|---|---|
| レーザーが照射されない場合の対処 | →RD | →GS | →RS | →LT | →QS |
| レーザー加工機の電源が入らない場合の対処 | →RD | →GS | →RS | →LT | →QS |
| レーザー出力が弱い場合(彫刻・傾斜彫刻)の対処 | →RD | →GS | →RS | →LT | →QS |
| レーザー出力が弱い場合(切断)の対処 | →RD | →GS | →RS | →LT | →QS |
| レーザーヘッドが適切に動作しない場合の対処 | →RD | →GS | →RS | →LT | →QS |
| 自動昇降テーブルが適切に動作しない場合の対処 | →RD | →GS | →RS | ― | →QS |
- ユーザ名は「user」(ユー エス イー アール 半角小文字)と入力して下さい。
- パスワードは、レーザー加工機ご購入時にご案内したパスワードを入力してください。
- ブラウザにより入力ダイアログの一部に文字化けが発生しますが、問題はありません。
- パスワードにつきましては、こちらを参照してください。
4LCW(溶接機)・CLC/PLC(洗浄機)のメンテナンス
本セクションの内容は RSD-SUNMAX-FL-LCW-1500W/2000W 取扱説明書(Sタイプ)Ver.1.4 に基づいています。CLC(据置型レーザー洗浄機)・PLC(ポータブルレーザー洗浄機)も同一のレーザーガン構造を採用しており、保護レンズ・焦点レンズ・冷却水関連のメンテナンス手順は共通です。
- メンテナンス作業前に、必ず電源を切り、電源コードを抜いてから行ってください。
- 専門家以外の人による分解、修理、改造は禁止されています。通常メンテナンス以外の分解は行わないでください。
- 消耗品(レンズ・冷却水・フィルター等)の交換時期超過に起因する2次故障は保証対象外となります。
毎日・定期メンテナンスの早見表です。詳細手順は下の各項目をご参照ください。
| メンテナンス項目 | 推奨頻度 | 対象機種 | 詳細 |
|---|---|---|---|
| 機体の清掃 | 日常 | LCW / CLC / PLC | ▼ 4-1 |
| 保護レンズの清掃 | 汚れた時 | LCW / CLC / PLC | ▼ 4-2 |
| 冷却水(チラー水)の交換 | 2?3ヶ月/ クーラント1年 |
LCW / CLC PLCは空冷型のため対象外 |
▼ 4-3 |
| 左右フィルターの清掃 | 2?3ヶ月 | LCW / CLC | ▼ 4-4 |
| レンズ交換(保護/焦点/反射/コリメーター) | 破損・劣化時 | LCW / CLC / PLC | ▼ 4-5 |
| 長期保管時の処置 | 長期停止時 | LCW / CLC / PLC | ▼ 4-6 |
| アラーム発生時の対処 | アラーム時 | LCW / CLC / PLC | ▼ 4-7 |
4-1 機体の清掃(日常メンテナンス)
- 機体の汚れは、乾いた布または少し湿らせた布で拭き取ってください。
- 頑固な汚れには、希釈した中性洗剤またはアルコールを使用してください。
- シンナー・ベンジン・ガソリンなどの特殊な溶剤は使用しないでください。構造が変形したり、表面が変色する原因となります。
- 機体上に液体の容器を置かないでください。水がこぼれると断熱材が損傷し、腐食性の液体は機器を腐食させる可能性があります。
4-2 保護レンズの清掃
保護レンズはヒューム(溶接時の煙)の影響を受けて汚れる場合があります。汚れが付着した状態で加工を行うと焦点がズレたり、レーザー出力が低下する原因になります。
汚れの判別方法(音による確認)
- レンズ・焦点が正常な場合:スパーク音が大きい
- レンズに汚れ・破損があるか、焦点ズレの場合:音が鈍くなる
清掃手順:
- 1レーザーガン(トーチ)の上部カバーを開ける。
- 2レンズが2個取り付けられています。白色のシールが貼ってある方が保護レンズです。
- 3IPA(イソプロピルアルコール 99%)とレンズ清掃用綿棒を使用して汚れを除去します。
- 4除去できない場合や、スパッタ・焼けがある場合はレンズを交換してください(→ 4-5 レンズ交換)。
消耗品の購入:レーザー館 LCW消耗品レンズ/CLC消耗品ページ
4-3 冷却水(チラー水)の交換
自動水冷機は機体内に内蔵されています。定期的な水(水道水)の交換が必要です。
| 冷却液の種類 | 交換頻度 | 備考 |
|---|---|---|
| 水(水道水) | 2?3ヶ月 | 清潔な水道水をご使用ください。井戸水は使用禁止(藻が発生してポンプ詰まりの原因)。 |
| クーラント・不凍液 (防食剤含有) |
1年 | 水と混ぜて使用することで水の腐食を防げます。 |
- 冷却水が凍結する可能性がある際には、不凍液・クーラントを混ぜてください。
- 原液では使用しないでください。必ず希釈してご使用ください。濃度が濃すぎるとポンプに負担が掛かり故障の原因になります。
- 通常希釈率:2L(クーラント):4L(水) / 寒冷地でも最大 5:5 まで。
交換手順:
- 1正面扉を開ける。
- 2ドレインバルブの栓を抜いて水を放出(グレー部分を押して黒色の栓を抜く)。
※ 水は勢いよく出てきます。注意して放出してください。 - 3吸水口のキャップを外し、新しい水(または希釈済クーラント)を注入。
- 4タンク容量は13Lですが、11?12L程度で十分です。入れすぎると移動時に注水口からこぼれる可能性があります。
- 5水量ゲージを確認し、緑の範囲に来るまで水を注ぐ。
- 6吸水口の蓋を閉めて完了。
水冷ポンプが停止した状態でレーザーを照射すると保護レンズが破損します。加工機の電源を入れた後は、必ず冷却水が循環していることを確認してください。
4-4 左右フィルターの清掃
水冷機の左右に取り付けられているフィルターを清掃します。
目安:2?3ヶ月に一度
清掃手順:
- 1加工機の左右のドアを開く。
- 26か所のネジを外し、フィルターカバーを取り外す。
- 3エアダスターなどで汚れを吹き飛ばす。
- 4取り外した逆の手順でフィルターカバーを取り付ける。
4-5 レンズ交換
レーザーガン内部には複数のレンズが内蔵されています。レンズは消耗品扱いで、加工する素材や使い方によって消耗スピードは異なります。レンズが破損するとレーザーガンが発熱し、温度センサーがアラームを発生させます。
- 粉塵や埃が舞っている場所での交換は厳禁。 ホコリが混入した状態で加工するとレンズが破損します。
- クリーンベンチや箱形状の中など、ホコリの付着を抑えられる環境で作業してください。
- 風が吹いている場所での交換は行わないでください。
- レンズの表面に直接触れないでください。
- 必要に応じてUVライトでホコリ確認すると、付着の有無が明確に判別できます。
レンズの種類と特徴:
| レンズ | 取付位置 | 識別シール/向き | 主な破損要因・特徴 |
|---|---|---|---|
| 保護レンズ | レーザーガン先端(ノズル口寄り) | 白色シール | 一番消耗しやすい部品。ヒューム・スパッタが直接付着する。ガス不足・光路ズレ・垂直溶接で破損。 |
| 焦点レンズ | レーザーガン先端側(保護レンズの内側) | 黄色シール 凸面をノズル方向へ |
溶接用と洗浄用で異なる(溶接用・洗浄用の表記要確認)。平凸レンズなので向き厳守。 |
| 反射レンズ | モーター部分(ウィービング用) | ? | 振動・衝撃に弱い。落下時に割れる可能性大。交換時はモーターのコネクタ位置と中心を揃える必要あり。 |
| コリメーターレンズ | レーザーガン根元(ケーブル側) | 平凸レンズ:凸面が上 | レーザーを平行光にするレンズ。破損するとケーブル内発振器側のレンズも破損する可能性。 |
主な破損要因(全レンズ共通):
- レーザー光路ズレ:ズレた状態で加工するとレンズを破損させます。
- ガス不足:ガスを供給せずに加工するとレンズを破損させます。ヒュームが多い加工・アルミ溶接時は多めに供給を。
- 焦点ズレ:合っていない状態で溶接すると、スパッタや反射光でレンズが破損します。
- ガスの水分・油分:エアコンプレッサー使用時は必ずドライヤー・フィルターを備え、油分・水分を除去してください。
- 垂直溶接:レーザーガンを立てた状態で溶接すると、反射光がガン内部へ侵入してレンズを破損させます。
- 交換時のゴミ付着:作業中にレンズへゴミが付着すると、レーザーが通った瞬間に焼けてしまいます。
- 落下などの衝撃:特に反射レンズは衝撃に弱いため要注意。
交換時に準備するもの
- エアダスター(ホコリ除去用)
- 六角レンチ(イモネジ用・反射レンズ/コリメーター交換時)
- 養生テープ・マスキングテープ(内部養生用)
- クリーンな作業環境(クリーンベンチ推奨)
- 任意:UVライト(ホコリ確認用)
詳細な交換手順(写真付き)は、ご購入時に同梱の取扱説明書 第8章「消耗品」をご参照ください。
4-6 長期間の保管方法
| 対象 | 保管処置 |
|---|---|
| 機体本体 | ホコリや鉄粉が被らないように防塵カバーなどで保護してください。 水冷機の冷却水は抜いてください。 長期間放置すると冷却水が汚染される可能性があります。 |
| ワイヤーフィーダー | ホコリや鉄粉が被らないように防塵カバーなどで保護してください。 |
| レーザーガン | 内部にレンズが入っています。湿気でレンズが痛まないように乾燥剤と共にジップロックやビニール袋の中に入れて保管することを推奨します。 |
4-7 アラーム発生時の対処
水温異常・水量不足、またはレーザーガン内部の各レンズの異常発熱でアラームが発生します。アラーム発生中はレーザーを照射できません。
| アラーム表示 | 原因 | 確認・対処 |
|---|---|---|
| 保護レンズが過熱しています! | 保護レンズ または 焦点レンズの破損 | レンズを取り外して破損・汚れを確認 → 必要に応じ清掃または交換(→ 4-2/4-5) |
| モーター駆動は加熱している! | 反射レンズ破損 または モーター過熱 | 反射レンズの破損確認、長時間連続使用の場合は休止 → 必要に応じ反射レンズ交換 |
| コリメーターが過熱している! | コリメーターレンズ破損 | コリメーターレンズの破損確認 → 破損時は交換(→ 4-5) |
| 水冷機アラーム(E02 等) | 水温・水流・水量の異常 | 水温が高すぎる場合は休止して水温が下がるのを待つか、容器内の水を交換(→ 4-3) |









































