製造業49.7%・建設業17.7%採択|省力化投資補助金 第5回でわかる採択されやすい業種と工程
2026年6月16日 公開 / サンマックスレーザー
省力化投資補助金の活用を検討しているが、「自社の業種は採択されやすいのか?」「どの工程に設備を導入すれば審査で有利なのか?」と悩んでいませんか。実は第5回公募の採択結果を見ると、製造業が全体の49.7%、建設業が17.7%を占めており、業種によって明確な採択傾向が存在します。本記事では、省力化投資補助金の業種別・工程別の採択データを分析し、製造業・建設業がレーザー加工機をはじめとする省力化設備を導入する際に採択率を高めるポイントを具体的に解説します。
省力化投資補助金 第5回の業種別採択結果
省力化投資補助金の第5回公募(2026年時点)では、業種ごとに採択件数・採択率に大きな差が見られました。以下は主要業種の採択状況です。
| 業種 | 採択件数割合 | 主な採択工程 |
|---|---|---|
| 製造業 | 49.7% | 加工、検査、搬送、組立 |
| 建設業 | 17.7% | 測量、施工管理、溶接、加工 |
| 卸売・小売業 | 8.3% | 入出庫、ピッキング、梱包 |
| サービス業 | 6.9% | 清掃、接客、調理補助 |
| その他 | 17.4% | 運輸、農業、医療等 |
製造業は全採択件数の約半数を占め、人手不足が深刻な加工・検査・搬送工程での省力化ニーズが高く評価されています。レーザー加工機・溶接機・ロボットなど、自動化による工数削減効果が明確な設備投資が多数採択されました。
この傾向から、製造業と建設業で合計67.4%を占めており、ものづくり分野の省力化投資が政策的にも重視されていることがわかります。
製造業49.7%|採択されやすい工程と設備
製造業では、どの工程にどのような設備を導入すると採択されやすいのでしょうか。第5回公募の採択事例を分析すると、以下の工程での採択が目立ちます。
加工工程(最多採択)
金属加工・樹脂加工・木材加工など、材料を切断・穴あけ・曲げる工程での省力化設備が最も多く採択されています。
- ファイバーレーザー加工機: 鉄板・ステンレス・アルミなどの切断・穴あけを自動化。従来のタレパン・プラズマに比べ、段取り時間を大幅削減
- レーザー溶接機: 精密溶接を省人化。TIG溶接に比べ熱歪みが少なく、後工程の研磨作業も軽減
- マシニングセンタ・NC旋盤: 多品種少量生産に対応し、熟練工不足を補う
- 板金曲げ機(ベンディングマシン): 自動角度補正機能により、作業者のスキル差を吸収
申請書では「現状は手作業で1日8時間×2名=16時間かかる切断作業が、ファイバーレーザー導入により4時間×1名=4時間に短縮、工数75%削減」など、具体的な工数削減時間・人員削減数を数値で示すことが重要です。SUNMAXシリーズのようなファイバーレーザー加工機は、中国で製造し国内で最終組立・検査・調整を行い、国内サポート体制が整っているため、導入後のメンテナンスや修理対応も迅速です。
検査工程
目視検査や寸法測定を自動化する設備も高く評価されています。
- 画像検査装置(AIカメラ): 外観検査・キズ検出を自動化し、検査員の負担軽減
- 三次元測定機: 複雑形状の寸法検査を省人化
- X線検査装置: 溶接部の内部欠陥検査を効率化
搬送・ハンドリング工程
重量物の運搬や反復作業をロボット化する事例も多数採択されています。
- 協働ロボット(コボット): 部品の供給・取り出し作業を自動化
- AGV(無人搬送車): 工場内の材料・製品運搬を省人化
- パレタイザー: 重量物の積み下ろし作業を自動化し、腰痛リスク削減
建設業17.7%|採択されやすい工程と設備
建設業は製造業に次ぐ採択件数を誇り、特に以下の工程での省力化投資が評価されています。
測量・施工管理工程(最多採択)
- 3Dレーザースキャナー: 測量作業を大幅に省人化。従来の人力測量に比べ、所要時間を1/5に短縮
- ドローン測量システム: 広大な現場の測量を少人数で実施可能
- 施工管理アプリ・タブレット: 図面管理・写真管理・日報作成を効率化
溶接・加工工程
建設現場や工場での鉄骨・配管加工の省力化も採択されています。
- レーザー溶接機: 鉄骨・配管の溶接作業を省人化。従来の被覆アーク溶接に比べ、スパッタが少なく後処理が軽減
- 自動鉄筋結束機: 鉄筋結束作業の工数を大幅削減
- プラズマ切断機・レーザー加工機: 鉄板・鋼材の切断を自動化
重機操作・安全管理工程
- ICT建機(情報化施工機械): 熟練オペレーター不足を補い、施工精度向上
- 安全監視カメラ・AIセンサー: 現場の危険検知・入退場管理を省人化
採択率を高める申請書の書き方|業種別のポイント
業種別の採択傾向をふまえ、審査で高評価を得るための申請書作成ポイントを解説します。
製造業の申請書ポイント
| 項目 | 記載すべき内容 |
|---|---|
| 現状の課題 | 「熟練工の高齢化により、精密切断作業を担える人員が2名→1名に減少。受注機会を逃している」など、具体的な人手不足状況 |
| 省力化効果 | 「ファイバーレーザー導入により、切断工数を16時間/日→4時間/日に削減。作業者2名→1名へ省人化」と数値明記 |
| 生産性向上 | 「削減した12時間を新規受注対応に充当し、売上20%増を目指す」など、経営改善効果 |
| 設備選定理由 | 「国内で最終組立・検査・調整を行い、国内サポート体制が整っているため、故障時も迅速対応可能」など、運用面の安心感 |
ファイバーレーザー加工機は、従来のタレパンやプラズマ切断に比べ「段取り替え時間の短縮」「材料歩留まり向上」「後工程(バリ取り)の軽減」など、複数の省力化効果があります。申請書では、これらを工数削減時間として積み上げ、トータルの省力化率(例:工数40%削減)を明示しましょう。
建設業の申請書ポイント
| 項目 | 記載すべき内容 |
|---|---|
| 現状の課題 | 「測量作業に1現場あたり3名×2日=6人日を要し、若手測量技術者が不足」など、工数と人員不足を明記 |
| 省力化効果 | 「3Dレーザースキャナー導入により、測量工数を6人日→1.5人日に削減(75%減)」と具体的数値 |
| 安全性向上 | 「高所・危険箇所での測量作業を削減し、労災リスク低減」など、安全面の効果も記載 |
| 受注拡大 | 「削減した人員を別現場に投入し、同時並行案件数を2件→3件に増加」など、売上向上計画 |
業種を問わず採択率を高める共通ポイント
製造業・建設業に限らず、どの業種でも評価される申請書の共通ポイントがあります。
- 数値による省力化効果の明示: 「工数○時間削減」「作業者○名削減」「残業時間○%減」など、定量的データ必須
- 賃上げ計画の明記: 省力化で生まれた利益を従業員還元する計画(賃上げ率○%など)を記載
- 導入スケジュールの具体性: 設備発注→納入→試運転→本稼働の時期を月単位で明示
- 費用対効果の算出: 「初期投資○○万円に対し、年間人件費削減○○万円で○年で回収」など、投資回収期間を示す
- カタログ・見積書の添付: 設備の仕様・価格が明確にわかる資料を添付(曖昧な見積は減点対象)
採択された申請書の多くは、「Before(現状の作業フロー図)」→「After(省力化後のフロー図)」を図解し、どの工程でどれだけ人手が削減されるかを視覚的に示しています。写真・図表を活用し、審査員が一目で理解できる申請書を目指しましょう。
レーザー加工機導入で省力化投資補助金を活用する具体例
製造業・建設業でレーザー加工機を導入する際の補助金活用事例を紹介します。
事例1:板金製造業(従業員15名)
導入設備: ファイバーレーザー加工機(1530サイズ、1kW)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 現状の課題 | タレパンとプラズマ切断で対応。段取り替えに1日2時間×2名、切断後のバリ取りに1日3時間を要する |
| 導入効果 | ファイバーレーザーにより段取り時間を1/4に短縮、バリ取り工数も半減。合計で1日7時間の工数削減 |
| 省力化率 | 切断・バリ取り工程の工数を約50%削減(14時間→7時間) |
| 投資額と補助金 | 設備1,200万円。補助率1/2で600万円の補助金を活用(※補助率・上限額は公募回次により変動) |
この事例では、削減した7時間を新規受注対応に充て、売上15%増を計画に盛り込み、高評価で採択されました。
事例2:鉄骨加工業(建設業、従業員20名)
導入設備: レーザー溶接機(ハンディタイプ)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 現状の課題 | TIG溶接で精密溶接を実施。熟練溶接工2名が高齢化し、若手が育たない |
| 導入効果 | レーザー溶接機により、未熟練者でも高品質な溶接が可能に。溶接工数を1日8時間→5時間に削減 |
| 省力化率 | 溶接工程の工数を約40%削減(8時間→5時間) |
| 投資額と補助金 | 設備350万円。補助率1/2で175万円の補助金を活用(※補助率・上限額は公募回次により変動) |
レーザー溶接機は、中国で製造し国内で最終組立・検査・調整を行うことで、納期短縮とメンテナンス対応の迅速化を実現。申請書では「国内サポート体制により、故障時も翌日対応可能」と記載し、運用面の安心感をアピールしました。
不採択になりやすい申請書の共通点と対策
第5回公募で不採択となった申請書には、以下のような共通点が見られます。
- 省力化効果が曖昧: 「作業が楽になる」「効率化できる」など、定性的表現のみで数値根拠がない
- 既存設備の更新: 「老朽化した設備の買い替え」は対象外。あくまで「省力化による新たな効果」が必要
- 汎用品の導入: 単なるパソコン・汎用ソフトウェアは対象外(専用システム・カスタマイズは対象)
- スケジュールが不明確: 「導入予定」とだけ書き、具体的な時期・手順が不明
- 賃上げ計画が不十分: 省力化効果を従業員に還元する計画が明示されていない
不採択を避けるチェックリスト
- 省力化効果を「○時間削減」「○名削減」など数値で明記したか
- 削減した人員・時間を何に活用するか(受注拡大・残業削減等)を記載したか
- 賃上げ計画(率・時期)を具体的に記載したか
- 導入スケジュール(発注→納入→稼働)を月単位で記載したか
- 設備の仕様・価格が明確にわかるカタログ・見積書を添付したか
- 「老朽化更新」ではなく「新たな省力化効果」を訴求したか
まとめ|業種・工程別の採択傾向を活かした申請戦略
省力化投資補助金の第5回公募では、製造業49.7%、建設業17.7%と、ものづくり分野が全体の3分の2以上を占めました。特に製造業の「加工」「検査」「搬送」工程、建設業の「測量」「施工管理」「溶接」工程での省力化投資が高く評価されています。
レーザー加工機(ファイバーレーザー加工機・レーザー溶接機)は、これらの工程で明確な工数削減効果を生み出すため、補助金活用に最適な設備です。申請書では、
- 現状の作業工数を具体的に測定
- 導入後の削減工数を数値で算出
- 削減した人員・時間の活用計画を明示
- 賃上げ計画・投資回収期間を記載
という流れで、審査員が納得できるストーリーを構築しましょう。
サンマックスレーザーでは、省力化投資補助金を活用したレーザー加工機・溶接機の導入をサポートしています。中国で製造し国内で最終組立・検査・調整を行うことで、納






































