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補助金コラム

ファイバーレーザーとCO2レーザー|補助金申請での選び方

2026年4月14日 公開 / サンマックスレーザー

レーザー加工機の導入を検討する中小製造業の経営者にとって、「ファイバーレーザーとCO2レーザー、どちらを選ぶべきか」は重要な判断です。特に補助金を活用する場合、事業計画との整合性や投資対効果の説明が求められるため、機種選定の根拠を明確にする必要があります。本記事では、ファイバーレーザーとCO2レーザーの違いを整理し、補助金申請での選び方を具体的に解説します。

ファイバーレーザーとCO2レーザーの基本的な違い

ファイバーレーザーとCO2レーザーは、発振方式と波長が異なり、得意とする加工対象や用途が大きく異なります。補助金申請では、この違いを踏まえて「なぜこの機種が自社に必要か」を説明することが重要です。

項目 ファイバーレーザー CO2レーザー
波長 約1.06μm(近赤外) 約10.6μm(遠赤外)
得意な材料 金属全般(鉄・ステンレス・アルミ・銅・真鍮など) 非金属(アクリル・木材・紙・布・ゴム・一部樹脂)
金属加工 ◎ 高速・高精度 △ 薄板可能だが速度・効率で劣る
非金属加工 △ 一部素材のみ(樹脂の波長帯に制約) ◎ 幅広い非金属に対応
電力効率 高い(電気→光への変換効率約30〜40%) 低い(変換効率約10〜15%)
メンテナンス頻度 低い(発振器の消耗品が少ない) 高い(ミラー調整・ガス交換など)
初期コスト やや高め やや低め
補助金申請での整理ポイント

補助金の事業計画では、「自社が加工する材料」と「レーザーの得意領域」の一致を明示することが重要です。金属加工が中心ならファイバーレーザー、非金属や多様な素材を扱うならCO2レーザーと、明確な理由を示しましょう。

ファイバーレーザーが向いている用途と補助金活用

ファイバーレーザーは、金属加工を主軸とする中小製造業にとって生産性向上の切り札となります。補助金申請では、以下のような用途・効果を具体的に記載することで採択率を高めることができます。

金属切断・彫刻での優位性

  • 高速切断: 鉄・ステンレスの薄板〜中厚板を高速で切断でき、従来のプラズマやシャーリング加工と比較してタクトタイム短縮を実現
  • 精密彫刻: 金属表面への製品番号・ロゴ・QRコードなどのマーキングを高精度で行い、トレーサビリティ強化に貢献
  • 多様な金属対応: 従来CO2レーザーでは難しかったアルミ・銅・真鍮などの反射率が高い金属も安定加工
  • 省エネ: 電力効率が高く、ランニングコスト削減とカーボンニュートラル対応の両立が可能

補助金申請での記載例

ものづくり補助金や事業再構築補助金では、「生産性向上」「省人化」「新製品・新サービス開発」などの事業目的に紐づけて機種選定理由を書きます。

記載例:ファイバーレーザー導入(金属加工業の場合)

「当社は自動車部品のステンレス薄板加工を手がけており、現在は外注に依存しています。ファイバーレーザー加工機を導入することで、切断工程を内製化し、リードタイム50%短縮・外注費年間200万円削減を実現します。また、アルミ・銅合金への対応により、EV関連部品などの新規受注獲得を目指します。本機種は金属加工に特化した高出力ファイバー光源を搭載し、従来CO2レーザーでは困難だった反射率の高い素材も安定加工できる点が選定理由です。」

サンマックスレーザーでは、国内で最終組立・検査・調整を行うファイバーレーザー加工機SUNMAXシリーズを提供しており、導入後の国内サポート体制も充実しています。補助金申請時の見積書・仕様書作成にも対応可能です。

CO2レーザーが向いている用途と補助金活用

CO2レーザーは、非金属材料を扱う業種や、多様な素材を加工する試作・小ロット生産に適しています。補助金申請では、「新商品開発」「試作内製化」「デザイン力強化」などの観点で説明すると効果的です。

非金属加工での優位性

  • アクリル・木材: 看板・ディスプレイ・什器・インテリア製品の切断・彫刻に最適で、エッジが美しく仕上がる
  • 紙・布・ゴム: パッケージ試作、繊維製品のカット、ガスケット加工など、柔らかい素材にも対応
  • 一部樹脂: 波長帯がポリエステル・ポリプロピレンなど一部樹脂の吸収域と合致し、精密切断が可能
  • 彫刻深度: 素材表面を削り込む彫刻加工で、立体感のある装飾・意匠を実現

補助金申請での記載例

記載例:CO2レーザー導入(試作・デザイン業の場合)

「当社は店舗什器・ディスプレイのデザイン・製作を行っており、試作段階で外注に依存し納期・コストが課題でした。CO2レーザー加工機を導入することで、アクリル・木材・紙の試作を社内で迅速に行い、顧客提案力を強化します。また、小ロット受注にも対応し、年間売上10%増を目指します。本機種は波長10.6μmで非金属全般に対応し、複雑形状の切断・彫刻を高精度で行える点が選定理由です。」

CO2レーザーで金属を加工する場合、薄板(1mm以下)には対応できますが、速度・効率・ランニングコストの面でファイバーレーザーに劣ります。金属加工が主目的なら、ファイバーレーザーを選定しましょう。

補助金申請で求められる機種選定の説明ポイント

補助金審査では、「なぜこの機種でなければならないか」を論理的に説明する必要があります。ファイバーレーザーとCO2レーザーの選定根拠を、以下の観点で整理しましょう。

1. 加工対象材料との整合性

「自社が加工する材料」と「レーザーの得意領域」の一致を明示します。

  • 金属(鉄・ステンレス・アルミ・銅)が主体 → ファイバーレーザー
  • 非金属(アクリル・木材・紙・布)が主体 → CO2レーザー
  • 金属・非金属の混在 → 主力材料で選定し、例外は外注との併用で対応

2. 生産性・効率化の定量効果

補助金では「投資対効果」が重視されます。タクトタイム短縮、外注費削減、省人化などを数値で示しましょう。

定量効果の例

・ファイバーレーザー: 「従来プラズマ切断と比較し加工時間30%短縮、年間外注費150万円削減」
・CO2レーザー: 「試作リードタイム5日→1日に短縮、顧客提案件数2倍、売上10%増」

3. ランニングコストとメンテナンス性

ファイバーレーザーは電力効率が高くメンテナンス頻度が低いため、長期的なコスト削減を強調できます。CO2レーザーはメンテナンス頻度が高めですが、初期コストが比較的低い点を活かし、小規模事業者や試作用途での導入ハードルの低さをアピールできます。

4. 新製品・新サービス開発への寄与

事業再構築補助金やものづくり補助金(試作開発型)では、「新たに取り組む事業」との関連性が重要です。

  • ファイバーレーザー: EV関連部品、精密医療機器、反射率の高い金属への参入
  • CO2レーザー: オリジナル什器・パッケージ、地域産品のブランド化(木工加工)など

機種選定と補助金制度の対応関係

補助金制度ごとに重視されるポイントが異なるため、機種選定の理由も柔軟に記載しましょう。2026年時点の主要補助金との対応例を示します。

補助金制度 重視されるポイント 機種選定での記載例
ものづくり補助金 生産性向上、革新的サービス開発 「ファイバーレーザー導入で金属加工を内製化し、生産性30%向上」
事業再構築補助金 新分野展開、業態転換 「CO2レーザーで非金属加工に参入し、新市場開拓」
小規模事業者持続化補助金 販路開拓、生産性向上(小規模投資) 「小型CO2レーザーで試作内製化、顧客提案力強化」
省エネ補助金(関連制度) エネルギー効率改善、CO2削減 「ファイバーレーザーの高電力効率で省エネ推進」
補助金の対象設備・補助率・上限額は年度・公募回次ごとに変わります。最新情報は各補助金の公式サイト・事務局で必ず確認してください。

サンマックスレーザーでは、ものづくり補助金をはじめとする各種補助金の申請実績があり、見積書や仕様書の作成、事業計画への機種選定根拠の記載アドバイスなど、導入支援を行っています。

複数機種・ハイブリッド導入の検討

事業規模や加工ニーズによっては、ファイバーレーザーとCO2レーザーの両方を導入する、あるいは将来的に追加導入する戦略も有効です。補助金では一度に複数設備を申請することも可能です(制度により条件あり)。

複数機種導入のメリット

  • 受注対応力の拡大: 金属・非金属の両方に対応でき、顧客ニーズに幅広く応えられる
  • リスク分散: 一方の機械がメンテナンス中でも、もう一方で別材料の加工を継続できる
  • 段階的導入: 初年度にファイバーレーザーを補助金で導入、翌年度にCO2レーザーを追加、など計画的に設備投資

補助金申請での注意点

複数設備を一度に申請する場合、「それぞれの設備が事業計画にどう寄与するか」を個別に説明し、単なる設備購入に終わらない事業全体のストーリーを示すことが重要です。審査では「必要性」「効果」の明確さが求められます。

サンマックスレーザーでは、ファイバーレーザー加工機とCO2レーザー加工機の両方を取り扱っており、お客様の事業内容に応じた最適な機種選定・組み合わせ提案が可能です。補助金申請を見据えた設備計画のご相談もお気軽にどうぞ。

機種選定後の補助金申請の流れと準備

ファイバーレーザーとCO2レーザーのどちらを選ぶか決めたら、補助金申請に向けて以下の準備を進めましょう。

1. 事業計画書の作成

  • 現状の課題(外注依存、納期遅延、品質ばらつきなど)を明記
  • 導入機種(ファイバー or CO2)の選定理由を技術的根拠と共に説明
  • 導入後の効果を数値化(生産性向上率、売上増加額、コスト削減額など)
  • 実施スケジュール(導入時期、稼働開始、効果発現時期)を具体的に記載

2. 見積書・仕様書の取得

補助金申請には、導入予定機種の詳細な見積書と仕様書が必須です。サンマックスレーザーでは、補助金申請用の見積書・仕様書を速やかに発行しますので、お問い合わせください。

見積書・仕様書に必要な記載事項

・機種名・型番
・レーザー種類(ファイバー or CO2)・出力
・加工範囲・精度
・付属品・オプション(チラー、集塵機、安全装置など)
・納期・設置工事費
・保守サポート内容

3. 相見積もりと比較表の作成

補助金によっては、複数業者からの相見積もりが求められる場合があります(制度により異なる)。ファイバーレーザーとCO2レーザーを比較する場合、加工対象材料・用途が異なるため「単純な価格比較」ではなく「自社に最適な機種を選んだ理由」を明確に示すことが大切です。

4. 認定支援機関・専門家の活用

ものづくり補助金や事業再構築補助金では、認定支援機関(商工会議所、金融機関、税理士など)の確認書が必要です。機種選定の妥当性についても、専門家の助言を得ながら事業計画をブラッシュアップしましょう。

導入後のサポートと補助金の事業化報告

補助金を受給した後も、「事業化状況報告」「補助事業の効果測定」などが求められます。機種選定が適切だったかどうかは、導入後の実績で証明する必要があります。

ファイバーレーザー導入後の実績例

  • 金属加工の内製化により外注費を年間○○万円削減
  • リードタイム短縮により受注件数が○○%増加
  • 省エネ効果で電力使用量を○○%削減(カーボンニュートラル対応)

CO2レーザー導入後の実績例

  • 試作内製化により提案スピードが向上し、新規顧客○○社獲得
  • 非金属製品への参入により売上構成比を多角化
  • 小ロット受注対応で顧客満足度向上、リピート率○○%向上

国内サポート体制の重要性

レーザー加工機は精密機械のため、導入後のメンテナンス・トラブル対応が欠かせません。サンマックスレーザーは国内で最終組立・検査・調整を行い、導入後の保守サポートも国内拠点で迅速に対応します。補助金の事業化報告期間中に機械トラブルで生産が止まるリスクを最小化できる点も、機種選定の安心材料となります。

国内サポートのメリット

・トラブル時の迅速な訪問対応(部品調達・修理)
・日本語での技術サポート・操作研修
・定期メンテナンス・消耗品供給の安定性
・補助金の実績報告に必要な稼働データ・保守記録の提供

まとめ:自社に最適な機種を選び、補助金で確実に導入

ファイバーレーザーとCO2レーザーは、それぞれ得意とする材料・用途が異なります。補助金申請では、「なぜこの機種が自社の事業計画に必要か」を明確に説明することが採択の鍵です。

  • 金属加工が主体なら: ファイバーレーザーで高速・高精度・省エネを実現
  • 非金属加工が主体なら: CO2レーザーで幅広い素材に対応し、試作・デザイン力を強化
  • 複数機種導入も視野に: 段階的な設備投資で事業拡大を計画

サンマックスレーザーでは、ファイバーレーザー・CO2レーザーの両方を取り扱い、お客様の事業内容に応じた最適な機種選定をサポートします。補助金申請用の見積書・仕様書発行、事業計画へのアドバイス、導入後の国内サポートまで一貫して対応いたします。レーザー加工機の導入をご検討の際は、ぜひお気軽にご相談ください。

※本記事は2026年4月時点の概要です。補助金は年度・公募回次ごとに要件・金額・締切が変わります。最新かつ正確な情報は各補助金の公式サイト・事務局で必ずご確認ください。本記事は採択を保証するものではありません。

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